ドル高です。

ザルカウィの死も関係していますが、為替はドル高です。本日ECBが25bp利上げ(理屈上は欧米金利差縮小=ドル安ユーロ高要因)しましたが、①既に織り込み済みであったこと、②一気に50bpもあるとの一部観測があったこと、から、発表後にさらにドル高になっています。ドル円は一時114円台半ばまで上昇。ドル高はコモディティー(=通常ドル建て)の圧迫要因であるだけに要注目。ただし対円では、以前115〜119円で長〜くレンジ相場をやっていただけに、115円から上は容易には上がれないと見ますが。
あと、共同通信によると、イラン大統領が「EUの包括的見返り案をまやかしだと批判」したそうです。まあこのオッサンは典型的なポピュリストであり、実力的にもNo.3、ある意味”そういう役回り”です。イラン全体としての本音はどこにあるのか?引き続きウォッチが必要です。
そういえば、きょう円金先が10bp以上上昇(金利は低下)してました。日経平均が15000円どころか、一時14500円を割り込んだせいでしょうが。しかし、ここで私が言いたいのは、福井総裁の意思決定に、CPIは影響しても、株価は殆ど、或いは全く影響しないだろうということ。外野の気楽さもあるけれど、私に言わせれば、今までの短期金利が上がりすぎだし、そのくせきょうは1日としては下がりすぎだ。もう少し冷静になってほしいものだ。(ブ)