米CPIが事前予想を上回る

表題の理由で、昨夜は米利上げ継続懸念から、商品市況全般に軟調な展開となりました。
「背に腹は変えられない」ということでしょうか、ここにきて米国はガソリンの一時的な規制緩和を唱え始めました。あと、実現性はともかくアナウンス効果狙いでしょうか、アラスカの環境保護区での原油採掘解禁論を蒸し返し出しました。同地区は日量150万バレルぐらい見込めるそうです。
ところで、今年の2月ごろに、私はとあるアナリストの公演を聴きにいったのですが、その方は「今年の原油相場のピークは5月上旬で、昨夏のカトリーナ時につけた史上最高値を超えるかも。その後は緩やかに下落」と言ってました。理由は、「ピークが5月」の理由が米ガソリン規制強化にあり、「その後の下落」は米政策金利の5%突破が徐々にボディーブローになるから、というものでした。その時点では「5月に史上最高値を突破する(確か73、4ドルまでいくと言ってました)」という予想自体がかなりサプライズだったのですが、それはまず当たっちゃいました。この後もし下落したら、本当に天才的ですね。さあどうなるのか?(ブ)